






y-houseは主婦の動線と家族の動線を分離することを主題とした、専用住宅である。
一般的に主婦は、通用口から食品庫、ユーティリティからキッチン、水周りなどを中心に、その動きの質は複雑で、長い。その動線に家族の動線が交錯することは、ふれあいとは別次元の非効率的な接触が存在し、それが生活の質に影響する。そこでこのy-houseでは、家族と主婦の動線をパラレル化し、その間に水周りを介在させることで接触を最小限にし、ダイニング、リビングでのふれあいの質を相対的に高めた。
またこのテーマを実現させるために、それぞれの動線上に差し込む光の質をコントロールして、人の動きと光とを同調させている。
例えば、玄関ホールの吹抜けを包む白いL字状の壁。スリットから射し込む光は時々刻々変化しながら、1階と2階を融合し子供やご主人の領域を活動的に浮き立たせる。
一方主婦の動線には、アイランド型のバスルームや洗面脱衣を成立させるためのライトコートが屋上から1階まで貫き、そこからの柔らかな光で主婦の領域を照らす。
そして最後に、家族がまみえるダイニング、リビング。ここには中庭からの開放的な光が用意され、家族の生活を演出する。
ライトコートを中心にした主婦の領域、ダイニング、リビング、デッキを中心とした家族の領域、この二つの領域を動線分離しながら、それぞれの光に人間の動きをシンクロさせたy-houseは、光に対する形態へのフィードバックであると同時に、オマージュでもある。
※撮影 畑 拓
| 名称 | : | y-house |
| 所在地 | : | 静岡県三島市 |
| カテゴリー | : | 住宅・福祉 / 全用途 |
| 構造規模 | : | RC造 |
| 建設面積 | : | 146.40㎡ m2 |
| 延床面積 | : | 249.08㎡ m2 |
| 竣工年 | : | 2010年 |
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