Works|作品紹介

社会福祉法人扶桑会 あけぼの保育園

社会福祉法人扶桑会 あけぼの保育園

現在270人もの園児を抱えるあけぼの保育園の起源は古く、現社会福祉法人扶桑会の創設年である昭和34年以前の、昭和22年には保育園の歴史をスタートさせている。今回の改築はその長い歴史を踏まえたうえで、静岡市内最大規模の保育園として、設計の細部と本質を再考し、社会的課題としての保育の全体像を描いた。

具体的には、雨の日の園児の受け渡しの混雑の解消と安全性の確保のため、昇降室に連続したピロティという広い軒下空間を用意した。また、わずかな年代間で運動能力が大きく変わる保育園児の特性に対しては、1階乳児用園庭、2階ウッドデッキ、園庭、と3種類の外部空間を用意した。さらに、兄弟関係の送り迎えには、履き替えの一か所集中(昇降室の設置)によって父兄の動線を短縮化した。乳児には保育室内の受け入れ室の設置や、幼児には廊下と組み合わせたロッカー室設置など、保育室前の前室を設置し、園児へのスケール感を損なわないよう適度な空間の分節を心掛け、腰壁の配置により保育室の重心を下げ、採光と通風に配慮した気持ちの良い保育室を実現させた。

このような建築的解決の手法が全体性(建築的システム)と細部(園児へのスケール感)との組み合わせを作り上げ、あけぼの保育園を成立させている。

名称 社会福祉法人扶桑会 あけぼの保育園
所在地 静岡市駿河区
カテゴリー 住宅・福祉
構造規模 S造2階建
建築面積 1,177.18 m2
延床面積 2,056.02 m2
竣工年 2016年

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